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サーチコンソールを超初心者でも使いこなすための使い方

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サーチコンソールはGAと同様、サイト状態を分析する上でかなり重要なツールです。
しかもグーグルが提供しているツールで、グーグルアカウントがあればだれでも使える機能となっています。
サーチコンソールで分かるのは、検索クエリや表示回数、CTRに掲載順位などなど様々です。
今回はそんなサーチコンソールの使い方を一からご説明させて頂きます。

と、その前にサーチコンソールの設定方法についてお話させて頂きましょう。
GAの設定はもうすでに済んでいるものとしてお話させて頂きます。まずはサーチコンソールで「プロパティを追加」します。

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この項目です。ここをクリックすると、URLを入れるポップアップが出てきます。URLを追加しましょう。

URLを追加すると、そのサイトの所有権を問われます。こんなページが出てくるんです。

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HTMLファイルのアップロードを推奨されますが、これは面倒なのでやめておきましょう。それよりも簡単なのはアナリティクスとの同期です。
「別の方法」をクリックして頂くとこのようなページが表示されます。

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このまま「Google アナリティクス」を選択し、確認ボタンを押して頂くことで所有権のチェックは完了です。
もしこの手法でエラーが出るなら、アナリティクス側からサーチコンソールと同期する方法があります。
その手法は「超初心者向けアナリティクスの初期設定7か条を解説します」でも解説していますので、分からなければご確認下さい。

このほかにもタグマネージャーを使っているなら、そちらでも構いません。ヘッダータグを入れる方法もありますが、私的に一番簡単なのはアナリティクスと同期することです。しかもアナリティクスをフル活用する段階で連携は必須となる為、この方法を推奨しています。
ではこれでサーチコンソールが使えるようになったということで、機能面の話をします。

~1・「検索トラフィック」→「検索アナリティクス」~

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検索アナリティクスで分かるのは、「合計クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」です。どんなワード(クエリ)で表示され、クリックされ、そのキーワードで順位は何位なのか。
これら全てを確認出来ます。
そして下の方まで行くと、

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こんな感じで表示されます。この画像では掲載順位別に並べ替えています。
狙いたいキーワードで流入が取れているかどうか。
意外と取れているキーワードがあるかどうか。
どのキーワードを取っていけば良いか。
こうしたことを確認出来る為、広告戦略の見直しや修正などに活かせます。

~2・「検索トラフィック」→「サイトへのリンク」~

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この機能で、サイトへリンクがどのくらい貼られているのかが分かります。
結構細かく分かり、「どのサイトから」「どのくらいのリンク」が貼られているのかが分かります。
こちらのサイトは970ものリンクが貼られていて、右の項目で「最も多くリンクされているコンテンツ」が分かります。
どのページがどのくらいリンクされているのかを知れば、参考になっているかどうかが分かりますので、そのページは読者にとって有用だということです。
逆にリンクが貼られていないなら、有用ではない可能性が高いということでもあります。
今後どのページを伸ばしていくのかを決める指標となりますので、是非確認しましょう。

あともう一つ。この「サイトへのリンク」で分かる事があります。

~3・「逆SEOへの対策」~

SEOという言葉になじみがないかもしれませんね。SEOとは検索エンジン対策のことで、自分のサイトを上位表示する為の施策となります。
その逆ということは、検索順位を落とす為の施策ということです。
そんなことが出来るのか?と思われるかもしれませんが、結構使われている施策となります。誹謗中傷対策として企業が使わっていることが多いです。
本来は誹謗中傷対策なのですが、ライバル企業の表示順位を下げる為に、企業が企業に対して行うことがあります。
どうやってやるのかというと、「質の悪いサイトを量産し、そのサイトからリンクを貼る」という行為をするわけです。
そうするとグーグルから見たら、
「質の悪いサイトからリンクを貼り、表示順位を上げようとしているのか?」
「質の悪いサイトからのリンクが多い。じゃあこのサイトの質も悪いのではないか?」
となり、表示順位が下げられたり、ペナルティーを受けてしまう可能性も…
そうしたことを避ける為にも、サイトリンクを一つ一つ確認し、低質なリンクを否認していく必要があります。
低質なリンクが分かったら、否認サイトから否認作業をしていきましょう。
これだけでとある記事の順位が20位も上がったことがありました。それだけ逆SEOの持つ力が強かったということでしょう。
よって実施は必須ですよ。

~4・「検索トラフィック」→「手動による対策」~

私はこの機能を1回しか使ったことがありません。
使う場面としては「ペナルティ」が確認された時です。
当時グーグルアナリティクスを見ていた私は、二日連続でアクセスが激減しているページを発見しました。
「おかしいな」と思っていると、表示順位が一ページ目からいきなり県外に行っていたのです!
いやいやあの時は冷や汗ものでしたよ…
なんでかなって調べていると、不自然なリンクが短期間で大量に貼られているのが確認出来ました。

そこでやっと「手動による対策」を使い、ペナルティーを解除してもらったという経験があります。
常用的に使う機能ではありませんが、もしかしたら使う機会があるかもしれませんので、是非覚えておきましょう。
覚えておくのは必須です。

~5・「クロール」→「Fetch as Google」~

通常記事を公開してからグーグルにインデックスされるまでに時間がかかります。
その時の状況によって変わりますが、業界では大体2週間くらいだとされています。(私個人の見解としてはもう少し早いかと思う)
もし良い記事が出来たら早めにインデックスして欲しいと思うものですよね。
そこで使うのが「Fetch as Google」です。この機能を使うと、早い段階でインデックスしてもらえるようになります。
この「Fetch as Google」はグーグルにインデックスを依頼する機能です。
かなり早くインデックスされるようになる為、非常に使える機能と言えます。

~6・「検索での見え方」→「HTMLの改善」~

この項目で分かるのは機能名通り、「HTMLの改善」です。「メタタグ」にエラーがあったら、それを教えてくれたり、「タイトルタグ」にエラーがあったらそれを教えてくれたりします。
エラーは出来れば解消した方が良いですが、ECサイトなどの場合、どうしてもタイトルが一緒になってしまうページなどもあるはずです。
絶対直した方が良いとは言えませんが、出来れば直すくらいで良いでしょう。

~7・「Googleインデックス」→「インデックスステータス」~

インデックスに登録されたページの総数が表示されます。掲載したページ数と合わない場合は、サイトマップなどを要チェックです。

~8・「クロール」→「クロールエラー」~

クロールエラーにエラーが上がってくる原因はいくつかあります。ただ本来エラーになってほしくはないと思うので、対処が必要になります。
以前企業のメディアサイトを運営されている方に相談されたことですが、「いくら記事を上げてもインデックスされず、クロールエラーが発生します。なぜでしょう?」と言われました。
私が調べた所、サイトマップやrobotsには問題が無かったのですが、ヘッダーに
「」
このタグが入っていました。このタグはクロールを拒否するためのもので、いくらサイトマップやrobotsが正常でも、クロールしてもらえません。
そのメディアサイトはこのたった一つのタグのせいで、エラーが発生していました。
クロールエラーが発生しているのは望ましいことではありませんので、是非確認しましょう。

以上がサーチコンソールの初歩的な使い方です。しかしこれだけでもちゃんと見れるようになれば中級者レベルだと言えます。
サーチコンソールはそこまで難しくはありませんからね。また上級者レベルの記事は次の機会に書かせて頂ければと思います。
次回はタグマネージャーについて書かせて頂きますので、是非ご確認下さいね。