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GDN運用は10の項目を覚えればプロ並みに簡単に運用可能です

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ディスプレイ広告において、欠かせないのがGDN(Google Display Network)です。
DSP(Demand-Side Platform)はご存知でしょうか?
Demand-Sideというのは、需要主という意味で、広告主側、発注側という意味があります。
広告を発注する側のためのプラットフォーム…それがDSP広告ということになり、数多くのメディアが登録しているプラットフォームもあります。
不動産に強いDSPもありますし、B2Bに強いDSPなどもあります。色々なDSPがある為、広告発注側は「○○のジャンルに強いDSPに依頼をしよう」と簡単に広告を出稿出来る為、便利です。
だからこそディスプレイ広告はここまで流行ったのだと言えるでしょう。
「しかももうDSPも使わなくて良い時代がやって来つつあります。」
以前このように仰ったのは、とある大手広告代理店の統括部長の方です。
「今はGDNの学習機能が優秀になりすぎていて、GDNをちゃんと回せばDSPは正直そこまで必要じゃない」
と言い放ちました。もちろんDSPには良い面がたくさんありますが、それでもその方はGDN一本で広告運用の勝負が出来ると仰っていたのです!
つまりGDNを学べば、広告の費用対効果が合う施策が取れるだけではなく、リーチを広げたり、タッチポイントを増やしたりと、色々な施策が打てるようになるということです!

ただ、そんなGDNもこまめなメンテンナンスが必要になります。使い方をご説明しましょう。

~・まず最初に~

まずはキャンペーンを作ってまいりましょう。今回はディスプレイ広告を選び、目的に沿った内容を選んでください。
(場合によっては「標準のディスプレイキャンペーン」と「スマートディスプレイキャンペーン」を選ぶ場合がありますが、
「標準のディスプレイキャンペーン」は手動、「スマートディスプレイキャンペーン」はほぼ自動になります。
最初はスマートディスプレイで行っていき、やがて標準にしていってもOKです)

そしてキャンペーン内で迷うのはおそらく「単価設定」の部分だと思います。
「重視している要素」「獲得戦略」「(場合によっては)支払い対象」を選ぶのですが、何を選んだら良いのか迷われるでしょう。
目的に沿って「重視している要素」の項目が変わってきますので、一概にはどれを選べば良いとは言えないのですが、
私が良く選ぶ目的は、「ウェブサイトのトラフィック」と「見込み顧客の獲得」です。
ブランド認知は「認知」が目的の為、広告費の回収という意味では期待が出来ません。ただ認知という意味では良いでしょう。
広告費を多くかけられる中堅から大手向きの機能だと思っています。商品やブランドの購入促進もそうです。
TwitterFacebookでの拡散戦略があるなら、推奨する機能ですが、やはりCVに繋がる見込みが薄いので、売り上げに直結するかと言われたら、
確度としては低いです。認知や拡散といった意味では良いかもしれませんが、やはり中堅から大手向きの機能だと言えるでしょう。

「重視している要素」はクリック数を選ぶと良いと思います。コンバージョンを選んでも良いですが、コントロールが難しいです。
コンバージョンを選んだ場合、完全自動入札なので…
もちろん選んでも良いんですが、最初からはリスクが高いです。よって扱い方になれるという意味でも、扱い方を学ぶという意味でも、クリックにしてCPCをコントロールしていった方が良いでしょう。
後々応用していけば良いと思います。かくゆう私はコンバージョンを多用していますが、それは手動で回してみて、ある程度効果が出るのを確認した後にしています。
その後でしたら、ガンガン自動に持っていき、良い意味で手を抜くように運用していくのが良いでしょう。

ただ、行うのはこれだけではありません。余計な所に広告を出さないようにしていき、余分な広告費がかからないように調整する必要があります。
ではこれからプロ並みの知識を10の項目別に解説してまいります。

~1・プレースメント除外~

プレースメントとはディスプレイネットワークで広告を表示できる場所のことを意味しています。もっと大きなくくりで言えば、ドメインと言っても過言ではないでしょう。
実際プレースメント除外ではドメインを除外していきます。例えば自分の扱っている商材などを悪く書いているサイトに広告を出す意味はありませんし、酷評の多いブログやサイトに広告を出すだけもったいないですよね。
そういうサイトへの広告出稿を停止する機能が、プレースメント除外です。 ドメインを入力していき、除外していく形となります。

~2・サイトカテゴリ除外~

サイトカテゴリとはその名前の通り、サイトのカテゴリを判別し、除外していくシステムとなります。
例えば「惨事、紛争」を扱うサイトカテゴリを除外したり、「デリケートな社会問題」というカテゴリも除外出来ます。
扱っている商材やサービスによって不適切なカテゴリもあるはずなので、上手く使ってまいりましょう。

~3・オーディエンスの設定~

オーディエンスを設定することも大切です。オーディエンスで選べる項目は三つ。

・ユーザーの興味や関心、習慣(アフィニティとカスタム アフィニティ)
・ユーザーが積極的に調べている情報や立てている計画(購買意向強、カスタム インテント
・ユーザーがお客様のビジネスを利用した方法(リマーケティングと類似ユーザー)

以上三項目です。ユーザーが普段どんなことを検索していて、どんなことに関心を示しているのかを元に、
広告を出稿していけるのが、このオーディエンスの役割です。
ちゃんと設定すれば、余分な広告費がかからず運用が可能となります。

~4・画像サイズ毎の効果検証~

画像サイズによってCTRやCPCが変わってきます。数字として顕著に現れてくる為、半月に一回など、定期的にクリエイティブを見直していくと良いでしょう。
そうすることで、よりGDN経由でのCVが見込めるようになり、どんどん広告運用が楽しくなってくるはずです。

~5・フリークエンシーキャップの設定~

これは結構大切です。「フリークエンシーキャップの設定」とは、特定の一人のユーザーに一日に何回広告を表示するのかを決められる仕様となります。
一日に何回も何回もおんなじ広告を目にし、イラっとしたり嫌な思いをしたことはありませんか?
おんなじ広告を延々に見続けるのはかなりストレスになります。そうしたマイナスを制御するのが、この「フリークエンシーキャップの設定」です。

~6・ディスプレイキャンペーンオプティマイザー~

ディスプレイキャンペーンオプティマイザー(DCO:ターゲティングの積極的な拡張)とは、CVの見込めるターゲット条件を自動的に見極め、広告を打ち出してくれる機能です。
最初から使える機能ではなく、ある程度CV数が蓄積されてきた上で使えるようになる機能だと思って下さい。
この機能を使うと自動でCVの見込めるユーザーを連れてきてくれるので、楽に成果が出せるようになってきます。

~7・リマーケティング

ディスプレイ広告の王道と言えば、リマーケティングです。リターゲティングとも言います。
名称が違うのはGOOGLEとYAHOOで呼び方が違うだけです。全く同じものだと思って頂いて構いません。
このリマーケティングですが、「一度ホームページに訪れたユーザーに思い出してもらうためのディスプレイ広告」のことを言います。
もしかしたらこんな経験はありませんか?

「とあるページを見た後、別のページに行ったのにも関わらず、一日の内に何度も同じ広告を目にするようになった」
こんな経験があるのであれば、それがリマーケティングです。
マーケティングは、費用対効果が高い広告のためECサイト…特にダイエット食材を扱っている所や、投資などに関わる企業が積極的に取り入れています。
私もある時期、FXをやるため情報収集をしていたのですが、とある証券会社の広告がどこに行っても付きまとってきました。
本当にしつこくて、思わず登録してしまいましたよwww

現代の人々は日々新しい情報を吸収したり、日々新しいデジタル広告を目にしているため、一企業のサービスや商材を忘れやすくなっています。
実際時間が経てば経つほど、記憶は埋もれていき、色々なことを私たちは忘れています。
私なんて色々なニュースや、サイトを見ているため、24時間前にどんなサイトを見ていたのか覚えていませんwww
アフィリエイトをしているため、情報収集をしたり、他サイトから勉強したりするためです)

でも、実際私のような人間は少なくないと思います。
TwitterFacebook、インスタグラム、LINEなどなどSNSを眺めているだけで、たくさんの情報が流れ込んでくる時代ですからね。
そういう意味でも思い出してもらう為に、リマーケティング広告を導入することが大切となります。

~8・配信先デバイスの設定~

配信先デバイスを設定することもかなり大切です。例えば10代から20代の女性にスムージーなどの商材を訴求したい場合、配信するデバイスはどうしますか?
タブレットは除外し、私ならパソコンも除外します。10代から20代の女性なら圧倒的に多いのがスマートフォンを使っているはずだからです。
そして10代から20代の女性がアクセスしているサービスやアプリなどを抽出し、プレースメントの設定で狙った広告を打ち出すでしょう。
もちろん広告費用が多いのであれば、ある程度雑に設定しても大丈夫です。しかし広告費用が少ないなら、プレースメントの設定は必須です。
配信先デバイスを選別するのも、重要な設定の一つですからね。

~9・掲載面のターゲティングと人のターゲティングを分ける~

ここまでのご説明でプレースメントやオーディエンスについてお話させて頂きました。もちろんどちらも大切なのですが、ここで一番大切なのは「面」と「人」のターゲティングの違いを明確にすることです。
「面」をターゲットにする場合は、トピックターゲティングやキーワードターゲティングを使います。プレースメントもそうですね。
例えばダイエット商品を扱っているのであれば、ダイエット関連のメディアなどに向けて出稿するように調整します。つまり掲載面を中心に考える方法です。
それとは別に「人」を中心にターゲティングを考える方法もあります。
人を中心に考える場合、「インタレストカテゴリマッチ」や「類似ユーザーターゲティング」を使います。「カスタマーマッチ」も使えます。
どんな物事に興味があり、どんな趣味嗜好を持っているのか、どんな属性を持っているのかをベースにターゲットを具体的にしていく手法です。
面がターゲットではない為、掲載場所は幅広いです。ただ、「人」をターゲットにしているため、絞れば絞るほど広告費を浪費せずに済みます。
どちらもメリットがあるため、どちらが良いとは言えませんが、運用してみてしっくり来る方を中心に広告戦略を立てていくと良いと思います。

~10・とにかく試す~

最後はこれです!「とにかく試す」事が何よりです!
実は私の広告運用は独学が半分、複数社の広告代理店の知識が半分から成り立っています。自社サービスの広告運用をしていたのもあり、割と失敗しても良い環境にあったため、様々な機能にトライしました。
そして幸いだったのが、自社内に広告運用を行える者がおらず、私しか知識が無かったのも幸いしています。
よって私の広告運用の失敗は誰にもばれることがありませんでした。www
そうやって何度も失敗して、色々な機能を試して、ABテストを繰り返し、数字を追っていった結果、今の知識があります。
もちろん「これって本当に正解なのかな?」と疑問を抱えることは多数ありました。そのたびに懇意にさせて頂いていた広告代理店の方に知恵を頂き、自分なりの方法を確立していった次第です。

広告運用を始めて、約半年でサービスの売り上げが1.8倍になりました。それに対して広告費は約2割抑えられるという結果を残せたのも色々試し、どれが良いのかを常に追求していったからだといえます。
ウェブマーケティングは数字で全てが管理出来る為、数字の管理が出来れば、誰でも結果が出せるものだと思います。
その為には失敗という経験も必要です。何度も失敗して、成功の道のりを探していくのが、どんな事柄においても重要ですからね。
是非色々試して、成功方法を模索して頂ければと思います。

そしてこの記事があなたの力になれば幸いです。
次回はグーグルアナリティクスについてお話が出来ればと思います。
アナリティクスも奥が深い機能です。だからこそ初期設定がかなり重要ですので、要点をお伝えし、その後、応用などもお話出来ればと思います。