超初心者でもウェブマーケティングをマスター出来るブログ

超初心者が一人前のウェブマーケッターになるためのブログです

最低限知っておきたいウェブマーケティング用語

f:id:aron1155:20180321121926j:plain

 

初めてのウェブマーケティング。絶対覚えてやる!と思っていても、覚えるワードが多すぎて、挫折してしまいたくなる気持ちになりませんか?
ただこれは慣れれば何ら難しくはありません。私も最初は用語の意味が分からなかったり、間違えて覚えていたため、広告担当の方と話が行き違ってしまう場面もありました。
しかし人間は慣れる生き物です。今では普通にウェブマーケティング用語を使えるようになりました。
これから初めてウェブマーケティングを学ぶ方向けに、ウェブマーケティング用語をご説明してまいりたいと思います。
いくつかの項目ごとにご説明します。全体的にボリュームが多くなっているため、アコーディオン形式にしました。
知りたいワードをクリック、もしくはタップして頂くことで、詳しいウェブマーケティング用語の説明が表示されます。

~運用型広告編~


運用型広告という言葉はよく聞くと思います。
言葉の通り「運用」が必要な広告です。

主にリスティング広告やディスプレイ広告が挙げられます。
リスティング広告はご存知でしょうか?

グーグルやヤフーで試しに「リスティング広告」と検索してみると、以下のような検索結果画面が出てきます。

f:id:aron1155:20180314185128j:plainf:id:aron1155:20180314185120j:plain

URLの隣に「広告」と書かれているのが確認出来るかと思いますが、これがリスティング広告と呼ばれるものとなります。
ディスプレイ広告を説明すると長くなってしまうので、後日詳しく説明しますね。

リスティング広告は別名「刈り取り広告」と呼ばれることもあります。
なぜなら検索結果と連動させて、広告を配信出来るからです。
例えばこのような検索をする人はどんな人でしょう?

「新宿 蛇口 修理 水漏れ」
「渋谷 居酒屋 個室 カップル」
「池袋 無料Wi-Fi カフェ」

上から順に解説すると、

「新宿に住んでいる方が蛇口の水漏れに困って修理を依頼したい」
「男女がくつろげる個室がある居酒屋を渋谷駅近くで探している」
「池袋で無料Wi-Fiのあるカフェで一仕事しようとしている」

以上のようなニーズがあることが分かるかと思います。
こういうキーワードを選別していくことで、広告費を抑えつつ売り上げを上げていくことが出来るのです。

もちろんこれはほんの一例で、細かく言えば、広告予算だったり、掲載する地域だったりを選定出来ます。
こういう細かい調整を頻繁に行っていくことが必要なため、運用型広告と呼ばれているのです。

厳密にいえば、入札単価の変動や広告文のABテストなどを繰り返していくことが必要になってくるのですが、
まずは以上だけを抑えておけば良いでしょう。

最初は「運用型広告とはアドワーズやヤフーリスティングである」と覚えて頂ければ十分です。
運用型広告については、また後日詳しく書かせて頂きます。

ではこれから詳しい運用型広告を扱う上で必要になってくる語句を解説してまいります。

 

 

PPC広告編~

 

PPCとはPay Per Clickの略です。
クリックされたら広告費を支払うという意味です。
アドワーズやヤフーリスティングも、このPPC広告です。
また、アドワーズとヤフーのディスプレイ広告も、このPPC広告となります。

ただ表示されたからと言って、費用が発生するわけでは無いため、便利なサービスといえます。
なぜなら興味が無い人は絶対広告をクリックしないからです。
逆に少しでも興味を持ってもらえる人は、クリックしてくれます。
つまり、広告費を余計に使わなくて良いのです。
こういう利点があるからこそ、ここまで流行ったサービスだといえます。

インプレッションは主に「インプ」と呼ばれます。
英語表記で書かれる時は、「imp」と書かれることが多いです。
インプとは「広告が表示される」ことを指しています。
インプ数といえば、「広告が表示された数」のことを指します。

PPCはクリックされたら費用がかかるというものでしたが、インプで費用がかかる広告もあります。
それをインプレッション課金型広告と言います。

CPMとは広告が1000回表示されるごとに課金されるシステムのことだと思って頂いて良いでしょう。
「CPMあたり1000円」だとしたら、1000回の広告表示があるたびに、1000円を請求されるということになります。

CPCはクリックコスト、クリック単価のことを言います。PPC広告では特に重要で、目を離していると平気で100円200円。
キーワードによっては酷い時だと500円とか1000円変わる時もあります。毎日とは言わずともチェックが必要です

CTRとはクリック率のことです。広告が表示されて、どのくらいクリックされるのかを示す数値となります。
この数値が高ければ高いほど、広告の訴求内容がターゲットに響いていることを意味しています。
この数値はリスティング広告においては一般的に10%ほど。ディスプレイ広告で1%ほどあれば良いと言われています。
しかし特定の商標。例えば「ユニクロ」と検索する人は、ユニクロのページを探している可能性が高いため、
CTRはぐっと上がり、30%や50%まで上がることが多いです。

CVとはコンバージョンのことです。コンバージョンとは成果と思って頂いて良いでしょう
このCVは広義な意味で使われることが多く、「問い合わせ」「申し込み」「登録」「購入」など、ビジネスの達成目標によって変わってきます。
例えば、インターネットを用いた物販サイトであれば、「購入」がCVとなるでしょう。
歯医者がインターネット集客をしているのであれば、「申し込み」がCVと言えるでしょう。
メルマガなどで集客をしている店舗などの場合は、「登録」がCVとなります。
以上のようにCVとは、様々な意味に置き換えられ、意味が様々です。
もし社内でCVという言葉を使う場合は、お互いの相違が無いように注意が必要になるでしょう。

CVRはコンバージョンレートと言います。コンバージョン率のことを指しています。
例えば一日に100人のお客さんが来るサイトがあり、そのお客さんの10人が何らかを買ったとしましょう。
この場合のCVRは10%となります。CVRはシビアに見た方が良いです。
CVRが1%変わるだけで収益が数十万、数百万変わってきます。
仮に1万人が訪れるサイトで、CVRが1%なら100人がCVすることになります。
11%なら110人となりますね。仮に1人CVする度に1万円の利益が出ると仮定したら、月間で10万円変わってきます。
これが一年続けば120万円です。だからこそCVRはシビアに見た方が良いということになります。

CPAもまた、ウェブマーケティングにおいては非常に重要です。
CPAを簡単にいうなら、「一人のお客さんを獲得するのに、いくら費用を使ったか」ということになります。
仮に1万円の広告費を使い、1人しかお客さんが生まれなかったら、CPAは1万円です。
ただ1万円の広告費で、2人のお客さんが生まれたらCPAは5000円となります。
CVRと共に、このCPAもビジネスではとても大切な数字です。シビアに見た方が良いです。

 

~成果報酬型広告編~

 

PPC広告はクリックしたら広告費を支払う形となります。成果報酬型の広告は名称通り、成果があったら広告費を支払う形となります。
一般的にはアフィリエイトと呼ばれていて、全国に数百万人のアフィリエイターがいると言われています。
アフィリエイターは主に、ASPアフィリエイト サービス プロパイダー)と呼ばれる所に登録して、化粧品をお勧めしたり、インターネット回線をお勧めしたりしています。
ここで誤解をして頂きたくないのですが、アフィリエイターは決して物を売っているわけではありません。
お勧めをしているだけなのです。あくまで物を売っている企業と、物を欲しがっているお客様を繋げるだけです。
そして成約があった場合のみ決まった広告費を払うため、企業としては広告費が高騰し過ぎて困ることがありません。
よって、多くの企業が使っているサービスでもあります。

 

SEO(Search Engine Optimization)編

 

SEO対策をする際、どうしても必要なのが、グーグルがいかにしてサイトを上位表示しているかを知ることです。
グーグルは世の中にある多くのサイトを監視しています。
クローラーと呼ばれる独自のシステムを持っているため、人為的な手間が無い形で、
「どんなジャンルのサイトなのか」「そのサイトはどれだけ人の為になるのか」「サイトの見やすさはどうか」などを調べています。
中でも一番見られるのは、「そのサイトが検索したお客様にとって有益かどうか」です。
有益であればグーグルはそのサイトを評価し、上位に表示してくれます。しかし、有益性が無いサイトに関しては、どんどん表示順位を下げていきます。
このグーグルの基準に満ちたサイトを上位表示していくというわけです。その際必要になってくるのが、グーグルにインデックスしてもらうこと。
インデックスとは、グーグルのシステムに登録してもらい、検索してもらった際に自分のサイトを表示してもらえるようにする事です。
グーグルにインデックスされていなければ、自分のサイトが人目に触れることはありません。
あえてインデックスを拒否したりすることも出来ますが、
今はインデックスの意味だけ覚えておけば良いと思います。

被リンクはSEO対策をする上で、非常に大切です。被リンクとは「被る」+「リンク」という言葉通り、外部からリンクされていることを指します

<a href="https://web-marketing.hatenadiary.jp/">超初心者でもウェブマーケティングをマスター出来るブログ</a>

上記はこのブログのリンクです。aタグを用いています。何ら変哲もないリンクです。
このタグが自分のサイト以外で貼られることを「被リンクが張られる」と言います。
もしその外部のサイトがグーグルから高い評価をもらっていれば、
良質な被リンクとなり、自分のサイトも高い評価がもらえるようになります。
ただ被リンクが一度に大量に張り付けられたり、一つのサイトから大量に被リンクされていると、グーグルのペナルティーの対象になってしまうこともあるため、注意が必要です。
後日詳しくSEOに関しても記載したいと思います。今回はワードだけでも覚えて頂ければと思います。

XMLサイトマップとは、そのサイトの全体マップのことです。しかし人間に見やすいように作られているものではなく、グーグルのクローラーに適切にサイトを把握してもらうためのものです。
ECサイトなどでは設置が必須です。ブログサイトなどでは特に指定する必要が無いでしょう。
なぜECサイトなどで必須かというと、例えばECサイトなどでは同じデザインのTシャツなどの色違いなどが売っていることもあると思います。
その場合、同じデザインで同じような商品名で、同じ値段で…つまり同じような条件が重なってしまうわけです。
そうなると、グーグルとしては「同じページを増やして上位表示にしようとしている悪質なサイト」という評価を得てしまう可能性があるのです。
だからこそXMLサイトマップをいじらないといけないということになります。

サーチコンソールはグーグルが無料で提供しているツールです。出来ることがかなり多いため、ウェブマーケッター必須のツールといえます。
サーチコンソールで出来るのは、被リンクのチェック、サイトマップの確認、インデックスの依頼、robots.txtの確認、クロール状況の確認、などなどいろいろなことが出来ます。
サーチコンソールもかなり幅広いことが出来るため、後日詳しく書きたいと思います。

 

~ウェブ解析編~

 

まずはアドリビューションからご説明させて頂きます。ご存知の方からしたら、「えっ!?そこから!?」と驚かれるかもしれませんが、
現代のウェブマーケティングにおいて、「アトリビューション」無しにウェブマーケティングは語れないため、まずは学ぶべきだと考えています。
今あなたは
PPC広告CPAの高騰に悩んでいませんか?」
「広告効果の可視化に悩んでいませんか?」
「顧客獲得に悩んでいませんか?」
もしそうであれば、このアトリビューションを学び、実施していくことで悩みが晴れていくでしょう。
では、簡単にアトリビューションを解説していきます。アトリビューションとは「広告効果の可視化」をするものだと思って頂ければ良いでしょう。
インターネットが身近になった我々は、何をするのにも口コミを確認したり、レビューを確認したりしますよね?
以前は広告を見て、そのまま申し込みをするのが基本的でした。しかし、スマートフォンが普及した事やSNSが普及した結果、SNSなどの口コミを簡単に確認出来るようになりました。
その結果、我々はあらゆる記事や広告や口コミなどを見て、申し込みや購入などをするようになったわけです。
例えば「美白美容液~美白美人~」という美容液があったとしましょう。

→お客さんが「美白 美容液」と検索した際に、グーグルの広告を見ました
→そこでは買わずに@「美白美人 口コミ」と検索し、個人のブログに行き、使用した人の感想を目にしました
→まだ買わずに「美白 美容液 比較」と検索し、アフィリエイト広告の記事を見ました
→それでもまだ買わず、「美白美人 効果」と検索し、ヤフー知恵袋の記事を読んでいると、スマホの下にリタゲ広告が出てきて、これまで得た情報から買うことを決意し買いました

なんていう購入経路を取る方が増えています。これは決して大げさに書いているわけではなく、主婦や学生だったら、普通の購買経路です。
こうした購買経路を取られた場合、リタゲ広告が非常に評価されます。
しかし、実際効果があったのはヤフー知恵袋の記事であり、リタゲはたまたま押しやすいから効果があったにすぎません。
いえ、むしろちゃんと効果があったのは、個人ブログかもしれませんし、アフィリエイト広告かもしれません。
このような経路の分析をして、ちゃんと広告効果があったパーセンテージを算出することをアトリビューション分析と言います。
本当にこれだけでは説明が足りませんが、さわりでもわかって頂ければ今の所は大丈夫です。

UUとはとある一定の期間に、そのサイトに何名の訪問者が訪れたかを測る指標となります。
再訪問者はカウントしません。よって純粋にサイトに流入してきた訪問者の人数ということです。

PVとは、そのページがどのくらい見られたかということを表す数字となります。
サイト全体の流入数とは違い、そのページがどのくらい見られているのかを数字で表しています。
PV数の多い数字は、ブログやサイトを運用する上でとても貴重で、そのページをランキング上位などにすることで、収益性を高められます。
そういった指標に使う指数となります。

セッションとは訪問数のことです。UUとは違い、再訪問者数も数えます。
仮に一週間のUUが10でセッションが1000もある場合、10人が1000回も一週間以内に訪問したこととなります。
1人当たり、100回もサイトに訪れているということは、その10人はあなたのブログやサイトの信者と言っても過言ではないでしょう。
では一週間のUUが10でセッションが10の場合はどうなるでしょう?
1人当たり、たった一回しか訪れていないということになりますので、あなたのブログやサイトは求められているものとは違ったということです。
改善点を見つける為にもセッションは見ておく必要があります。

リファラーとは、流入元のことを表しています。流入元は大きくわけると、「検索流入(オーガニック)」「SNS流入」「広告流入」「直接流入」などがあります。
どこからどのくらいのセッションがあったのか、どこからどのくらいのPVがあるのかを調べると、サイトの方向性などを決めやすくなるため逐一調べておくことをお勧め致します。

直帰率とは、サイトに流入した後、すぐに「戻った人の率」を表した指標です。流入した人が「これは求めてるものじゃない」と思えば、戻るボタンを押して戻っていくのは当然の事。
逆に求めているものだと思わせられれば、そのままページを見てくれて、直帰とカウントされなくなります。
つまり、直帰率が高いページ、サイト、ブログとは訪問者にとって役に立たないものであり、直帰率が低い場合は、役に立つものだということです。
ウェブマーケティングでは、非常に重要な指標の一つなので、是非覚えておきましょう。

離脱率とは、とあるページからの離脱状況を表す数値です。離脱率が高いということは、そのページが役になっていない可能性があります。
しかし一概には言えず、そのページが広告となっており、クロージングページなどだった場合、離脱率が高ければ高いほど、コンバージョンに繋がっており、利益率が良いページになっている場合があります。
よって離脱率が高い低いでは良い悪いが測れず、目的に沿って離脱率を見ていくのが良いです。

~出来れば覚えておこう用語~


ここからは出来れば覚えておいた方が良い用語を記載します。ただ中には業界によって頻繁に使う用語もあるため、全部覚えるくらいの気持ちが必要だと思います。

ランディングページ、略してLPは使う方は多用しますが、使わない方は使いません。主に広告を出している方は、かなりの頻度で使います。
その頻度と言えばUUや直帰率なんて目ではないほど使うと言えるでしょう。しかし、主に自社メディアを運用している方は、使うことがあまりありません。
というのも、自社メディアを運用していると、記事単位やページ単位というように呼び方が変わるからです。
ランディングページとは広告や検索エンジンから「ランディング(着地)」するページという意味なので、とある記事に検索エンジンから行きついたとしたら、
その記事もランディングページにあたるという、少々複雑な使われ方をする言葉です。
端的に言えば「検索エンジンでも広告でも「最初に自分のサイトに到達するページ」のことをLPと言います」。

LPOはLPの最適化をすることです。最適化とは修正などのことです。
例えばLPの文字の視認性を変えたり、ボタンの色を変えたりしながら、CVに繋がる率をどんどん高めていく施策のことを言います。
またLPを何本か用意し、「女性向け」「男性向け」「老人向け」など複数作り、それぞれの属性に合わせて見せるページを変えるといった施策もLPOに分類されます。
端的に言えば、「LPを改善していき、多くのCVを獲得する施策のことをLPOと言います。」。

EFOとはエントリーフォームの最適化のことです。何らかの申し込みフォームや何らかの購入フォームで、わずらわしさを感じたことはありませんか? 住所を入力するのが面倒だったり、半角とか全角の指定が面倒だったり…
その結果、申し込みを諦めることもありませんでしたか?そのような経験があるのは、あなただけではありません。
お客さんも一緒です。だからEFOが必要になってくるということです。EFOをしていくことで、エントリーフォームの離脱率を抑えていくことが出来ます。
そうすることで、CVRが改善され、より売り上げを伸ばすことに繋がるのです。

LTVはライフタイムバリューと呼ばれ、「顧客生涯価値」と訳されます。例えば2018年の1月にとある会社のスムージーを定期購入し始めたとします。
そして2018年の12月までの間契約していて、一カ月の費用が5,000円だったとしましょう。この場合、12か月×5,000円で60,000円の売り上げとなっています。
もし仮に原価が1,000円でCPAが5,000円だった場合、1,000円×12か月の12,000円と広告費の5,000円を差し引き、43,000円が利益となる計算です。これをLTVと言います。
LTVは定期的に何かを購入して頂いたり、サービスの報酬として頂くもので、上限CPAの算出などにも用いるため、頭の片隅にでも入れておきましょう。
ただ、もしあなたの関わる商品やサービスが定期的に購買されるものである場合、覚えておいた方が良いです。

ROIとは投資対効果のことで、投資した金額に対して、収益がどれだけ上がっているのかを示す数値です。
仮に100万円投資して、1000万円の効果があった場合、1000万円/100万円×100=1000%ということになります。
倍数で言えば、10倍の効果があったということですね。
ただ短期的なROIの数値を出すのは難しい側面があります。
最初は何をするのにも投資対効果は悪いものです。それを徐々に改良していくことで、ROIが良くなっていき、最終的に効果が良くなっていくものですので、
最初の段階からROIを気にし過ぎないようにしていると良いでしょう。

マーケティングオートメーションは現在ウェブマーケッターには欠かせないツールの一つになっています。
なぜなら現代の消費者はわがままになっているからです。買いたいものはすぐに買わないとストレスですし、欲しくないものにはお金を使いません。
ちゃんと効果があるかどうかを、他人の口コミを調べますし、広告なんて中々信じなくなりました。
普通に消費者と向き合っていたら、正直体がもちません。だからマーケティングの考え方を取り入れ、ターゲットを決め、ある程度同じような傾向のお客さんを集められるようにし、
売り上げを上げる努力をしているのです。しかしこれだけいつかはお客さんがいなくなってしまいます。
近年CPCが高騰してきており、以前よりも広告費を使う会社が増えてきました。ウェブ広告費の伸び率は顕著で、今やテレビの広告費の次点に位置すると言われています。
インターネットを使う消費者が増えていると共に、広告費も爆発的に増加傾向にある…これは企業の首を絞めることになります。
そこで必要なのが、「one to one」マーケティングという考え方で、ウェブページでも一人一人に対して接客をするのが大切だとされるようになりました。
実際MAを使い、業績を10倍以上に上げた会社もあります。
では少し具体的にMAについてお話しましょう。
MAで大切な概念として、スコアリングという機能があります。これはあらかじめ設定する必要があるのですが、お客さんがウェブ上でとった行動の一つ一つにスコアをつけるという手法です。
例えば、あなたがリスティング広告の代行会社をしていて、サイトを通じて集客をしていたとしましょう。
しかもあなたはサイト内で電話番号やメールアドレスを登録してもらう代わりに、無料のリスティング広告チェックシートを渡していたとします。
そうすると例えば、

2回目の訪問=1点
3回目の訪問=3点
問い合わせ=5点
連絡先登録=8点

などのスコアリングが出来ます。そしてこの合計点が10点を超えた時に、クロージングするための電話なりをすれば、見込み客だけに適切にアプローチが出来るため、仕事が多すぎて悩むこともありませんし、
10点を超えた時にのみポップアップで限定の特典などを提示することで、申込件数を増やすことが出来ます。
このようにウェブ上だけで顧客を引き込むようにしてキャッチしてくる方式をインバウンドマーケティングと言い、効率的に顧客数を増加させることが出来るため、注目されています。
ただ、このMAに関しては奥がかなり深いため、また別途ご説明したいと思います。

CRMとはカスタマーリレーションシップマネジメントのことであり、端的に言えば「顧客管理システム」のことだと思って頂ければ良いでしょう。
どの業界にいても顧客情報はとても大切なもの。顧客情報があるかどうかによっては、売り上げが大きく変わることもあるくらいです。
だからと言って、顧客のそんなこまごまとした情報まで保存しておくのは…とためらってしまうこともあるかもしれません。
私自身もこまごまとした作業は嫌いなので、気持ちはわかります。しかし現在のCRMはほぼ自動的に顧客情報を入力してくれるのでとても便利ですよ。
例えば、このお客さんから何回問い合わせがあったのか、や、このお客さんはどれくらいどの商品を買ったか、などいろいろな情報を勝手に入力してくれます。
そして、例えば5回購入以上に購入促進のメールをしよう、とか、購入1回でやめてしまった方にアンケートを取ろう、など色々な使い方が出来ます。
現代のECサイト並びにネットビジネスにおいて、欠かせないツールだといっても過言ではありません。

カスタマージャーニーとは「顧客が購入に至るプロセス」のことを言います。
現代の顧客は十人十色。購入即決の方もいれば、悩み比較する方もいます。そのような方々の検討段階での困りごとを可視化したものを、
「カスタマージャーニーマップ」と言います。
「カスタマージャーニーマップ」はマーケティングでは必須です。是非チームで作ることをお勧めいたします。

 

以上でマーケティング用語のご紹介は終了です。
いかがでしたでしょうか。
まだまだ説明は不十分ですが、まんべんなく必要な部分については記載させて頂けたかと思います。
次回はPPC広告について深くお話させて頂きますので、是非ご確認をお願いします。